概要
Zscalerが可能にする「シンプルな分割」
事業分離は複雑でデリケートな業務であり、株式価値や競争優位性、コンプライアンス態勢に多大な影響を及ぼす可能性があります。Zscalerはさまざまな機能をクラウドから提供することで、分割プロセスを効率化します。
事業体を論理的に分割すると同時に、リスクや特定の移行サービス契約(TSA)などにかかる労力を大幅に削減して、潜在的に大きな価値を生むものから優れたビジネス イネーブラーへと変化させることができます。

重要な理由
Zscaler Zero Trust Exchange™でIT分離を簡単かつスピーディーに実現

よりシンプルな分割
ネットワーク アクセス制御やセグメンテーションの代わりに、ポリシーでセキュリティと接続を管理します。

共有リスクの軽減
外部への公開を最小限に抑え、売却されたまたはTSAの対象となったリソースへのゼロトラスト アクセスを許可しながら、分離されたユーザーをネットワークから排除します。

予測可能な価格設定
需要に合わせた価格設定のため、お客様のニーズに応じてコストを調整できます。大規模な設備投資や追加のコストは一切不要です。

サポート需要の低減
売却した資産のセキュリティとアクセス制御を引き渡すことで、TSAの負担を軽減しながら、余裕のあるスケジュールを組むことができます。
Zscalerの特長
Zscalerのソリューション
エコシステムを切り離しながら価値を最大化することは、決して簡単ではありません。ネットワークやセキュリティのように価値が見えにくく、手間のかかる領域が障壁となった場合、全体のスケジュールに大きな影響が出る可能性があります。Zero Trust Exchangeは、こうした問題を解消します。
Zscalerは事業分離を加速し、より迅速な分割を実現し、次のようなメリットを提供します。

ネットワーク エコシステムから売却した資産、ユーザー、データ フローを論理的に削除し、オーバーヘッドを抑えながら、迅速かつ安全に初日を迎える

分離されたユーザーに対して、TSAの対象となったアプリケーションにゼロトラスト アクセスを適用する

初日に多くの制御を引き継ぎ、新規設立または購入した事業体からのTSAの負担を迅速に軽減する

TSA期間中に新しい買い手が重要な資産を流出させるのを防止する
業界のデータから見る事業分離の障壁
50%以上
技術に依存しているビジネスの相乗作用
PwC
51%
取引の最大のリスクはサイバーと考えるM&Aと事業分離の業者
McKinsey
18か月
平均的なIT移行サービス契約(TSA)の期間
Deloitte
Zscalerで解決できる課題
70%
M&Aに伴う統合/分割におけるITインフラ コストの削減率
Zscalerのお客様
85%
統合/分割リスクの低減率
Zscalerのお客様
50%
次のM&Aに伴う統合/事業分離の加速率
Zscalerのお客様
メリット
統合のライフサイクルを通じたメリット
カーブアウトのメリット:初日

対象ユーザーとリソースを論理的にセグメント化して、TSA期間中のセキュリティ態勢を保護します。

カーブアウトしたZscalerのテナントを分割会社に引き継ぐことで、セキュリティ ポリシー制御を引き渡します。

適切な制御と監査能力を維持しながら、TSAを延長する必要性を低減します。

TSAに基づくアプリをネットワーク上に配置したり、データを公開したりすることなく、引き継がれたユーザーにゼロトラスト アクセスを付与します。
分割/立ち上げのメリット:2日目以降

一時的なアプリの再ホストをサポートするために、ユーザーがどこにいても任意のアプリに接続できるようにすることで、中断のないユーザー エクスペリエンスを提供します。

Zscalerのテナントを立ち上げる、または制御することで、セキュリティベースやネットワークベースのTSAを迅速に終了させます。

Zscalerの導入により、従来のネットワーク リソースをより価値のあるものへと再調整し、ITフットプリントをゼロにします。

回線プロビジョニング、設備投資、供給を心配することなく、安全かつ効率的にカーブアウトを完了します。
Zscalerが事業分離を効率化する方法

事業分離のロードマップ
01
コントロール
- カーブアウトしたZscalerテナントを作成し、引き継がれた従業員にZscalerクライアントを展開する
02
セグメント化
- 引き継がれたユーザーがゼロトラスト アーキテクチャーでTSAのアプリケーションやリソースにアクセスできるように、App Connectorを展開する
- Zero Trust Exchangeを引き継がれたアプリケーションの仲介役として活用することで、「クローン&ゴー」ネットワークが不要になる
- 引き継がれた従業員を公共Wi-Fiに移行し、生産性を維持しながら引き継がれたユーザーをネットワークから効果的に削除する
03
分離
- 他のリスク プロファイリング機能を統合し、セキュリティ態勢に基づいた動的なポリシーを提供する
- ワークロード間のゼロトラスト機能を使用して、引き継がれたアプリケーションやTSAアプリケーションのトラフィックをさらに分割する
04
TSA終了
- ネットワークやセキュリティ サービスのTSAを終了する
- 分割した事業体のIT事業者にテナント管理を引き継ぐ
- 売却された事業体のアイデンティティー プロバイダーがある場合は、カーブアウト テナントのポリシーから削除する
- TSAのアプリケーションまたは引き継がれたアプリケーションへのレガシーVPNアクセスやそれに類似するものを削除する