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浄化された水の供給を続け、従業員に生活時間を還元する

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朝のシャワーや洗濯、暑い日に飲む冷たい水など、日常生活で当たり前のように使っている水ですが、その水がどのように蛇口に届けられているかを誰もが知っているわけではありません。

Watercare Servicesの視点は当然ながら、水の利用者とは異なります。ニュージーランドのオークランドの都市部の170万人の住民に毎日4億リットルの安全な飲料水を休むことなく供給し、同量の廃水を処理するため、水と水の安全に休みなく取り組んでいます。

ITには、Watercare Servicesの全従業員に毎週1時間ずつ時間を還元するというミッションも課せられており、これは平時であっても容易なことではありません。

従業員に対するこのようなコミットメントを達成するため、Watercare Servicesは、ゼロトラストを導入し、Zscaler Private Access (ZPA)Zscaler Internet Access (ZIA)Zscaler Digital Experience(ZDX)を含むZscaler Zero Trust Exchangeプラットフォームを採用することを決断しました。無駄を排除したITチームで安全かつ高パフォーマンスのアプリケーション接続を従業員、デバイス、運用技術に提供し、生活時間の還元という約束も果たすには、誰もがITチームを支援する重要な役割を担う必要があります。

 


ケーススタディ全文をこちらからお読みいただけます。


 

増え続けるコネクテッド給水システムの保護

水の採取、配水、処理、監視もデジタル化が進み、我々が約120億ドル(86億米ドル)を投じて建設した巨大な物理インフラストラクチャ資産は、水を採取する施設、ダム、浄水場、ポンプ場、貯水池、発電施設、合計約18,000kmの上下水道管に及びます。

他の企業と同様、我々のオフィスや現場で働く1,100人の従業員も、モビリティとクラウド対応のビジネスアプリケーションを積極的に活用しており、それぞれの施設でのIoT、IIoT (インダストリアルIoT)、ダイレクトネットワーク接続の採用も進んでいます。

さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大で、すべてのシステムのサイバー脅威からの保護で新たな課題と機会がもたらされることになりました。事実、2020年のロックダウンの第一波で、すべてのユーザの自宅のワークステーションの保護に追われることになりました。最終的には、既存のセキュアクラウドゲートウェイでインターネットアクセスを保護し、従来型VPN製品でプライベートアプリケーションアクセスを保護する方法を選択し、さらには、一部の従業員によるZPAの試用を開始しました。

ZPAによる迅速なスケールアウト

数か月後に全従業員が会社に戻りましたが、2度目のロックダウンが迫っていました。全員が再び在宅勤務に戻る数時間前に、利用していたVPNソリューションに致命的な障害が発生しました。この危機の解決にあたっては、二重のアプローチを採用することにしました。VPNを修正する2つのチームを編成し、別のチームに試用運用中だったZPAを利用していなかった残りの800人の従業員にZPAを展開する作業を割り当てました。

我々が驚いたのは、ZPAを半日以下で全従業員にスケールアウトできたことです。ZPAの展開の容易さは、修正にさらに数週間を要したVPNと対照的でした。IT業界では珍しことですが、Zscalerが約束していたことがすべて実現したことに大いに感動した我々は、ZIAも導入することを決断しました。Zscalerの軽量エージェントがすでにユーザの端末にインストールされていたため、セールスチームへの連絡とライセンスの交渉だけで、ZIAの利用を簡単に開始できました。

本当に驚くほど簡単で、誰もが不満を感じていたセキュアクラウドゲートウェイやVPNとは異なり、どちらのソリューションもユーザに歓迎されました。ユーザにとって見れば、Zscalerは完全にバックグラウンドで動作するため、存在することにも気づかないほどであり、我々にとっても、セキュリティシステムのメンテナンスにかかる時間とリソースを大幅に削減できるという大きなメリットがあります。

ZDXでアプリケーション、デバイス、IoT、IIoTのパフォーマンスを最適化

最初のロックダウンのもう1つの教訓は、自宅のワークステーションでのアプリケーションパフォーマンスの問題のトラブルシューティングに関するもので、既存のトラブルシューティングツールでは多くの問題の原因を特定できないため、ルータが原因なのか、インターネット接続なのか、アプリケーションそのものなのか、それ以外なのかというように、ユーザがあれこれ悩まされることになります。そのため、ZPAとZIAの実装が完了した段階で、ZDXも実装することにしました。

ZDXを実装したことで、数週間分の面倒な作業が数分に短縮しました。パフォーマンスの問題に対する答えがユーザのISPであり、我々が解決できないものであった場合も、問題をどのように解決できるかを知ることができるのはありがたいことです。ZDXのメリットが特に大きいのは、パンデミックによって導入することになり、今では業務の一部になったMicrosoft Teamsの問題を解決する場合です。

Zero Trust Exchangeプラットフォームをさまざまな方法で活用できるものと大いに期待しています。数年間で数十億ドル規模の我々の投資計画では、Zscalerを利用して、IoTやIIoTの増え続ける機器へのダイレクトインターネット接続を提供しつつ、ZDXを活用して最適な動作を実現したいと考えています。もちろん、我々のプラットフォームは、WFAのイノベーションだけでなく、ESG(環境、社会、ガバナンス)目標の一環としてのユーザへのより多くの生活時間の還元も可能にします。

「この危機を無駄にするな」という言葉があり、このパンデミックが収束することが誰もの願いではありますが、Watercareは、この危機でZscalerを採用したことで、ゼロトラストの導入が加速し、革新的なサービスを提供し続けることができるようになったことに感謝しています。


詳細は、WatercareのZscalerの採用のケーススタディを参照してください。

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